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チャリティオートテスト令和6年"春"  観戦記

こんにちは、オートテスト事務局です!

先日はチャリティオートテスト令和6年"春"にご参加いただき、誠にありがとうございました。

ここではその様子を振り返りながらお伝えしていこうと思います。


1 開催


2024年3月24日、山城田辺自動車学校。

天候は予報通り生憎の雨模様。ただ、午前中はしとしとと静かに路面を濡らす程度で、本降りにはまだ一足早い程度の降り具合。温度も寒くは無い…という程度でした。

我々スタッフは朝一に会場に入り役割分担の確認。コース内チェック、オフィシャル役への確認とレクチャー等を行い、参加者の皆様をお迎えする準備も完了!


そして開場時間!

ご参加いただいた皆様の熱量は凄まじく、早々に会場前の道路まで長蛇の列が出来てしまうほど! 

急ぎ会場内へと参加者の皆様をお迎えし、パドックスペースへと誘導を開始。皆様の拘りと愛着を乗せたマシンが次々とスペース内へ収まっていきます。

ご案内の際、我々の不手際により皆様には大変お時間を頂き、またUターンをお願いするなどご迷惑をお掛け致しました。この場をお借りして、改めてお詫び申し上げます。


ずらりとパドック奥まで並ぶ出場マシンの数々。名車に気合の入ったチューンドカー…見ているだけでもワクワクしていました。…仕事仕事。

ここで何より驚いたのは、殆どの参加者の皆様がタイヤの交換や空気圧の調整など、何らかの作業を始められた事でした。参加者の皆様にとっては現場に着いてからレース用タイヤに履き替える事は当然の事だと思われますが、オートレースも初めて見る私にとっては驚きの光景でした。気合の入りようが違う…!

中には即座にテントを出して、観戦態勢を整える方も。気合の入りようが違う!!


パドックへの誘導も終え、オートテスト開会式を行います。 雨天で肌寒い中ですが、皆様意にも介さず楽しそう。


当日デモ走行を行っていただきました、飯島克子プロからのご挨拶と、そのデモ走行、スタート前の様子。正確に、かつ大胆にタイムを取れる所では踏み込んでいくダイナミックな走行!

教習所ではまず聞けないようなエンジンの唸りとタイヤがアスファルトを蹴り立てる音が響きます。


デモ走行の後、コースオープン。慣熟歩行の様子です。皆様実際に想定するラインを歩いて確かめながら、パイロンの間隔や、切り返すラインを入念にチェックしていらっしゃいました。参加される方によって運転する車は異なる為、どこで攻めるか、どこを堅実にクリアするかも異なります。それぞれのベストラインを見出す為、皆様真剣に、また楽しそうにコースを確認していらっしゃいました。



2 プラクティス走行


そして始まったプラクティス走行。本番とは異なり、車庫入れセクションは省かれた状態のコースを使った走行となります。しかし次々と飛び出すガン攻めアグレッシブ走行の数々!パイロンタッチ、ミスコースのアナウンスも次々飛び交いますが、それがどうしたと言わんばかりの熱気溢れる走行の応酬。楽しそう…!

クラスが異なれば、当然排気量、そして車体サイズも異なり、ライン取りもそれに従って異なります。小柄な車体を生かしてスラロームのインぎりぎりを攻める方。排気量を生かして立ち上がりでの加速を稼ぐラインを採る方。ドライバーの数だけラインが生まれるのもオートテストの楽しい所なのかも知れませんね。


また、このプラクティス中に「面白そうなので観戦させてもらえないか」と飛び込みギャラリーの方がいらっしゃいました。オートテストのご説明をしながら走行を眺めていると「クルマ毎に目指す走りが変わるのも面白いし、普段使ってるクルマで参加できるのもいい」と大興奮。もしかすると、次回はどこかで参加していらっしゃるかも知れませんね。



3 タイムアタック!!


昼食を挟んで、午後からは車庫入れ、そしてサプライズのコース変更告知を含んだ上でのタイムアタック。

再度の慣熟歩行ではサプライズによって更に厳しくなったスラロームセクションや、公開された車庫入れセクションを入念に確認し、自分の目と感覚でシュミレーションを重ねる参加者の皆様の表情は真剣そのもの。


そして遂に始まる本番のタイムアタック!

昼食中にも雨脚は次第に強まり、一本目ではかなりの豪雨。練習時には濡れていた程度の路面もところどころに水たまりが出来、尚も降り続ける悪天候。

更には二本目ではその雨は止み、一度として同じ天候で走る事が出来ないレースとなりました。走るたびに異なる路面の感覚に悩まされた参加者の方もいらっしゃったのではないでしょうか。


今回、オープンカーで参加された方は全体の約2割程度。そしてその中の殆どの方が、雨天にも関わらず屋根を格納し、オープン状態でタイムアタックに臨んでいらっしゃいました。

オープンカーのレース上の利点とは…?とベテランスタッフにお伺いした所、「バック時の視界が良くなる」との事。成程!


悪天候にも関わらず、皆様攻めの姿勢を崩しません。パイロンタッチ、ミスコースのアナウンスも少なくない中、雨にもひるまずマシンが果敢にコースを駆け抜けます。

タイムを狙いに行くのは勿論、「楽しみたい」という思いが強く出ていらっしゃったように思います。 走行後にパドックでお迎えしていると「もっとやれたはず」「悔しい!」とのお言葉とは対照的に、皆様笑顔に溢れておられました。


難関であった車庫入れ。直前に旋回セクションが配置されている為、車庫入れ前のアプローチへスムーズに繋げる為には、旋回セクションをどこから攻略するかを考える必要があります。コーナーへの入りを重視するべきか、立ち上がりのラインを見るべきか。マシンによっては切替しが発生するなど、かなり難易度にも差が表れたセクションだったのではないでしょうか。



4 結果発表


そして雨の中で行われたオートテストも無事に2本のタイムアタックを終え、結果発表へ。1秒の差を競ったタイムアタックの結果は!




A1クラス 入賞者




第1位 ゼッケンNo.3

トヨタ シエンタ

矢田 選手


第2位 ゼッケンNo.5

スズキ アルト

森下 選手


第3位 ゼッケンNo.2

スズキ アルトワークス

大塚 選手


第4位 ゼッケンNo.12

トヨタ アクア

尼崎 選手


第5位 ゼッケンNo.7

ダイハツ コペンロープ

樽井 選手


第6位 ゼッケンNo.10

ダイハツ ミラジーノ

菅 選手





A2クラス 入賞者




第1位 ゼッケンNo.24

スズキ スイフトスポーツ

喜田 選手


第2位 ゼッケンNo.23

トヨタ カローラ

吉本 選手


第3位 ゼッケンNo.21

三菱 アウトランダーPHEV

村田 選手

第4位 ゼッケンNo.25

トヨタ SAI

藤塚 選手


第5位 ゼッケンNo.18

トヨタ マークX

白石 選手


第6位 ゼッケンNo.17

スバル BRZ

岡本 選手



M3クラス 入賞者




第1位 ゼッケンNo.39

ホンダ S660

篠原 選手


第2位 ゼッケンNo.43

ダイハツ コペン

小瀬 選手


第3位 ゼッケンNo.31

マツダ ロードスター

川原 選手


第4位 ゼッケンNo.27

スズキ Kei

入江 選手


第5位 ゼッケンNo.26

スズキ アルトバン

仲嶋 選手


第6位 ゼッケンNo.42

ダイハツ コペン

平井 選手





M4クラス 入賞者




第1位 ゼッケンNo.38

マツダ NBロードスター

日紫喜 選手


第2位 ゼッケンNo.59

トヨタ スプリンタートレノAE86

能見 選手


第3位 ゼッケンNo.46

トヨタ MR-S

丹羽 選手


第4位 ゼッケンNo.45

ホンダ S2000

藤井 選手


第5位 ゼッケンNo.52

ホンダ アコード

尾座本 選手


第6位 ゼッケンNo.60

ホンダ CR-X

山本 選手







総合成績 上位3名








第1位 ゼッケンNo.38

マツダ NBロードスター

タイム 42秒453

日紫喜 選手






第2位 ゼッケンNo.39

ホンダ S660

タイム 42秒455

篠原 選手







第3位 ゼッケンNo.43

ダイハツ コペン

タイム 44秒138

小瀬 選手





なんと総合1位と2位の差は0.002秒という大接戦!!

入賞された皆様、改めましておめでとうございます!



5 閉会式



結果発表も終わり、オートテストは閉会式へ。 参加者の皆様の健闘を称えると共に、プレゼント抽選会を行います。

ここでは山崎会長の司会の元、参加者の皆様に最後までお楽しみ頂きます!

参加者の皆様にくじ引きを行っていただき、プレゼントをお渡し。中にはレアな商品も!


抽選会のラストには全員参加のじゃんけん大会も。

「皆様、申し訳ございません。私はじゃんけん強いです!」と豪語する山崎会長と参加者皆様との勝負。

見事勝ち残れば景品ゲット!大盛り上がりの大会となりました。


余談ですが…

「俺らも今日一日頑張ったんだしさぁ、参加ぐらいしてもいいよな」「勝ち残ったら会長に直談判やな」

等と後ろでヒソヒソ話しながら堂々とじゃんけんに参加した我々事務局スタッフ一同。



見事に一撃で全滅しました。



山崎会長、本当に強い。悪い事は出来ないもんです。


振り返ると、本当に雨に見舞われた一日となり、午後からは肌寒い風にも悩まされました。しかしそんな天候にも関わらず、コーヒーの提供所へは昼食時にも、それ以外にも多数の方がお立ち寄りくださり、賑やかに談笑されているなど、とにかく楽しい雰囲気に包まれておりました。

何より事故やトラブルもなく、安全にイベントを終えられました事は参加者の皆様のご協力あっての事です!改めまして、多数の皆様からのご応募・ご参加誠にありがとうございます。

それでは、また次回のオートテストでお会いいたしましょう!







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